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Saturday: ある企画で来日中のコルカタ(カルカッタ)の若手ドキュメンタリー映像作家の兄弟と話す機会があった。インドの非商業映画業界について非常に興味があったので、質問攻めにしてしまったが、それ以上にこのインテリ・アーティスト・ブラザーズは超テンション高く、声もでかく、兄弟で熱血バトル討論を繰り広げながら語ってくれて、ものすごく楽しかった。(3時間ブッ通しでさすがに疲れましたが。)
想像に難くないが、インドにおけるインディペンデントの映画製作は、非常にシビア。特にここ15年ほどでボリウッドが巨大化して、金儲けビジネスの傾向が顕著となっているらしい。(この点については、最近読んだShah Rukh Khanのバイオグラフィーでも語られていた。) 「日本映画はもちろん大好き。一番好きなのは、オヅ。ミゾグチ、ナギサ・オオシマ、コバヤシ、タケシ・キタノ、ミイケもいいね、ええとあとは...」映画監督の名前を羅列されると、意味なくうれしくなっちゃう私には、かなり幸せなひととき。 Sunday: 初対面のメンツ4人プラスお友達1人の計6人で、都内の公園にてアート・コラボレーションを実行。誘われて、ワケわからないまま参加。皆でジャンクを持ち寄り、2チームに分かれて即興でオブジェを制作し、出来たら、お互いの作品を破壊。東京とロンドンで行う企画だそう。 蚊に猛攻撃を受けながら、ストッキングや新聞紙や縄などで工作したり、久しぶりに風船を膨らまして目眩したり、よってきた赤ちゃんも巻き込んだり、公園の警備員に注意されたりだったが、外の空間を使うことや、ちょっとした行動にも人柄が出たり、壊すことによって新たな作品を生み出したりと、案外面白かった。こういう遊びもいいもんです。 ところで、企画者の女性(初対面)に、会うなり「あなたの友達に聞いたんだけど、ライが好きって本当?」と訊かれた。ムム!聞くと、彼女のお父さんがリビア人で、北アフリカの音楽に馴染みがあるらしかった。 もう一人の女性は、ロンドン経由東京在住のファッション・デザイナーとのことだったが、出身はナイジェリアのラゴス。大学で渡ったイギリスはちっとも馴染めなかったが、日本人はナイジェリア人と沢山共通点があって、東京にはすぐに落ち着いたそうである。そうか、ナイジェリア人と日本人って似てるんだ。...マジ?今度詳しく話を聞きたい。 東京も随時、いろいろな人が世界中から出入りしているのだな。とかく引きこもりがちだけど、ちょっと殻から出て、新たな出会いに触れるのもいいものでした。機会を与えてくれる方々に感謝。(今後もヨロシク。)
by rflux
| 2007-09-09 22:40
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