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映画 "Amadeus" について書いた翌日、なんと、こんな記事がBBCサイトに: 「モーツァルトとサリエリの幻の曲、プラハで演奏される」 さらに、そこからリンクされた、こんな都合のいい記事が: 「映画『アマデウス』の間違っている点」 この作品がいかに事実から大きく外れているか: たとえば、映画では、サリエリは神に生涯の貞操を誓い、音楽に生命を捧げる身となるのだけど、実際は、子供が8人いた、とか、サリエリとモーツァルトの仲が悪かったなどという記録ないばかりか、モーツァルトの子供にサリエリが音楽を教えていた、とか。 私には、あの映画は、まったくのフィクション、というのが前提なんだけど、あまりに完璧なドラマなので、その小さな一部でも本当だったら面白いだろうな、と願ってしまうのだった。 二人のライバル争いの噂は長く存在したらしく、19世紀、ロシアのプーシキンの短編では、ステージ上でサリエリがモーツァルトを殺害する、という劇的な設定となっているそうです。 果たしてサリエリは、自分の"凡庸さ"と、モーツァルトの普遍的なずば抜けた才能を、どれだけ感じ、思い悩んでいたのだろうか? 残された手紙からすると、モーツァルトは、「8歳の子供並み」の情緒年齢だったそうで、脚本では、彼の幼児性を表現したかったとのこと。 また、大衆劇場のリーダーを演じる、イギリスの名優、Simon Callow、いつもながら、ちょい役だけど存在感ある/暑苦しいなあ、としみじみ見てたんだけど、最初の舞台版では、この彼がアマデウス役だったそうだ。でも、チャラ男アメリカ人のTom Hulceが絶対当たり役だなあ。重厚なサリエリとの対比がいい。 ああ〜、もう一回みたくなっちゃった。 # # #
by rflux
| 2016-02-17 13:18
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