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ムンバイへ7泊のチョーわがまま旅行。ムンバイは初めて、インドは3年ぶりの3回目だ。
訪問のエピソードは追々。まずは映画の話から.. 飛行機に乗ったら、ボリウッドでガンガン!!と意気込んでいたものの、あっさり断念。やっぱり飛行機って映画見る気になれない。緊張と、ノイズと、だいたいスクリーンちっちゃすぎだし。(10時間のフライトで、読書すらせず、眠りに落ちるでもなく、ボーーっと意識と無意識の境界線をさまよう事もしばしば。) で、行きのフライトでは、唯一、見たかったこの一本を鑑賞: ◆ ディア・ドクター (西川美和 / Japan / 2009) 前作の「ゆれる」が素晴らしかったので、楽しみだった今作品。噂通り、笑福亭鶴瓶が適役で、存分に楽しめた。(ただ、ラストは、どうかなあ..)この監督は、役者の味を最大限に引き出す力を持っているのだろう。八千草薫と井川遥の、ある沈黙のワンシーンが心に焼き付いた:後ろ姿から沸き立つ思い、目線の気迫、一瞬の「間」。 映画の首都、ムンバイでは、2本のボリウッド作品+1本のおまけ、計3本を観た: ◆ Kurbaan (Rensil D'Silva / India / 2009) ムンバイの老舗、Eros Cinema で鑑賞。Karan Joharプロデュースの話題作で、大々的に宣伝されていた。ホットなカップル、Saif Ali KhanとKareena Kapoor共演の、テロの話。 「シリアス」な作品で、歌のシーンは前半に1つだけ。アメリカに潜む、イスラム原理主義のテロリスト達を描く。なんだけど、プロットもキャラクター設定も穴だらけ、素晴らしいシネマトグラフィーがあるわけでもなく、正直、ただのつまらない映画だった。 実際、大コケしていて、監督もプロデューサーも「シリアスで新しいことをしたので、まだ大衆はついてこられないのだ」といった強気のコメントを出していた。 唯一の目の肥やしは、Vivek Oberoi。しばらく見かけないので、干されたのかと思ったら、先日聴いたラジオインタビューで、メディア叩きに疲れ、スクリーンから離れていたことを知った。彼の登場に、場内、女子ははっと息をのみ、男子はヒュ〜っと喜ぶ口笛。主役のSaif Ali Khanより役柄的に良いし、断然かっこいいし、暗い映画のオアシスとなっていた。 ◆ 2012 ( Roland Emmerich / 2009 / USA) 退屈しのぎにBig Metro Cinemaにて鑑賞。久しぶりに見た、ハリウッドのビッグバジェット作品。くだらないとは重々承知の上で、大画面で迫力ある地球破滅のCGを楽しめるかと思ったのだけど、それを上回る破滅的な脚本のお粗末さにびっくり&げんなり。John Cusack、Chiwetel Ejiofor、Woody Harrelsonなど、脚本を選ぶであろうと思われるちゃんとした役者達が出ているのが不思議。 ◆ De Dana Dan (Priyadarshan / India / 2009) 最後の日に、再びBig Metro Cinemaにて鑑賞。つい先日公開されたばかりのコメディー。シンガポールのホテルを舞台に、大勢のキャラクターで、間違い・勘違いが積み重なって、どんどんややこしくなっていくドタバタ喜劇。 字幕ないので、ジョークはわからなかったし、特によくできた作品ではないように思えたけど、場内大爆笑。ラストの「大洪水」シーンは気持ちよかった。("2010"と重なるテーマですが、こっちのほうがずっと面白い。) 映画館ではこれだけだったけれど、DVDを買い込んで来たので、これからが本番のBollywood祭りなのです。
by rflux
| 2009-11-30 16:40
| 観る (films & tv)
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