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"Mimino" (Georgi Daneliya, USSR, '77)
ソビエト映画とはいえ、グルジア人監督による、グルジア人が主人公の物語。かの名作「不思議惑星キン・ザ・ザ」 ("Кин-дза-дза!", '86) のカント・ク〜!による代表作の1つだ。 少し前、Miss Keyさんのキンザザ記述から、この"Mimino"を探していたのを思い出す。Amazon.comを検索したら、'04に英語字幕入りのDVDが出ていたので、ヨロコビの購入! 2003年、滞在したトビリシの宿のZaza君に、「ザザってイケてる名前だねえ。キンザザじゃん!」というと、"'Mimino'の方がもっと面白いよ"と自慢気に教えてくれたのだ。(ちなみに、もう一人の従業員は、Sosoといった。イケてる、グルジア。) グルジアの山岳地帯でヘリコプターの操縦士をしているミミノが、キャリアアップを夢見てモスクワに出てくるが、トラブルに巻き込まれて...というコメディー。期待が大きかった分、ちょっと肩すかしだったけど、こじんまり暖かい作品だった。 グルジアの太陽いっぱいの山々、そして、南コーカサス特有の深みのある顔が美しいし、対極の極寒&70年代のモスクワも興味深かい。"キンザザ"で忘れられないキャラクター、"太めのウエフ"を演じた故エヴゲー二一・レオノフもちょっとだけ顔を出すし。 ところで、ミミノは、首都モスクワでアルメニア人のトラック運転手と出会う。グルジア人とアルメニア人、隣国の常で、対抗意識がバチバチ。旅行したとき、アルメニアでは「グルジアなんて危険でクレイジーなところだから行くな!」と忠告され、グルジアでは「アルメニア?ダサくて退屈だろう。」と言われたのを思い出した。ミミノたちは次第に、冷たい大都会で、共に暖かな故郷を思い、身を寄せ合う仲になるんだけどね。
by rflux
| 2007-03-09 00:04
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