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噂は本当で、ベストセラー小説 "The Kite Runner" が映画化され、来年には劇場公開されるらしい。( > IMDb data )
監督は、ドイツ出身、ハリウッドで活躍する Marc Foster。好きな本の映画化には身構えてしまうが、彼は Halle Berryがオスカーを獲った秀作、"Monster's Ball" を撮った人なので、ちょっと楽しみになってきた。 "The Kite Runner"の著者、Khaled Hosseiniは、アフガニスタン出身。子供の頃にアメリカに移住し、現在はサンフランシスコで医者をしている。この本は彼のデビュー作で、2003年に出版された。 お話の舞台も、サンフランシスコと、アフガニスタン・カブル。裕福な家の一人息子アミールと、その召使いの息子ハサンを中心として話が展開する。 この本を読んだのは去年の春。インドに行った際、お世話になった友人が絶対読んでみて、と薦めてくれたので、ラジャスタンへの一人旅の道連れ本にした。ここ数年で、一番印象に残る作品の1つ。 後半ちょっとダレるんだけど、前半、'70年代のカブルを舞台にしたアミールとハサンの物語は、もー、なんというか、思い出すだけでグっと...。シチュエーションはまったく違うが、自分の中の罪悪感を鷲掴みに取り出して、活字にされたような。シンプルなのに、すごいパワーを持った文体で、ぐさりぐさりと切り込んでくる。 ぐっとくると、ラジャスタン、ウダイプルのホテルを思い出す。一人でこの本を読んで、思いっきり号泣していた最中に、ドアにノックの音。車を一緒にチャーターしようとホテルを通じて声をかけてあった人が訪ねてきたのであった。初対面の人に泣きはらした顔でドアを開ける事になり、かなり恥ずかしかった。(相手のほうがびっくりするよね。) ※自信ないけど、和訳はまだ出ていないようです。簡単な英語なので、気軽に読めるかと。
by rflux
| 2006-12-04 00:03
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