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年末は、南インド、チェンナイで8泊。久しぶりのインドの市場調査(...つまり買い物)と、恒例の南インド古典音楽(Carnatic)フェス、"December Season" に顔を出すための、ご褒美旅行。
Dr. M. Narmada (violin) / Neyveli S. Skandasubramanian (mridangam) / N. S. Swaminathan (ghatam) 今回一番、響いたライブ。何が違うのかな。今回聴いた歌手、5組ほど、トリの時間に出てきた方たちなので、当然どなたも歌の技法は素晴らしく、それなりにゾクゾクと楽しめたわけです。声自体はそれほど特徴的に思えず、良し悪し/好き嫌いの判断ができるのか、と思うのだけど、やはり、盛り上がるのは、グイっと捕まれ、高みに持ち上げられる恍惚感。 一回の枠は2時間半で、それをどう使うか、選曲と構成の勝負なのだろうか。この彼女の場合は、曲がグイグイ盛り上がったのと、脇を固める演奏者も、他より更に素晴らしかった。(彼女のサイトに、いくつか演奏のビデオ 上がっている。) 特に右側にいるバイオリンの女性、作り笑顔でなんかワザとらしいオバちゃんやな、と思ったのだけど、強烈怨念エロスのヤバい演奏であった。(→ソロ演奏のYouTube。) そして、左のMridangamという筒状の打楽器の奏者にどうしても目が釘付けに。映画Cinema Paradisoで青年役を演じたイタリア人俳優を、さらに渋く濃くした、完璧な色男顏なのであった。背は低くお腹が出ているようで、無駄な美形というか、一体この顔の完璧さは、彼の生涯にどう影響をもたらしているのか考えを巡らせ、どんな髪型がいいかを想像し続けてしまった。(演奏も大変素晴らしかったです、もちろん。) # < フェス・メモ > December Season 12月から1月にかけて、Chennai市の複数の施設で、朝から晩までコンサートが開催される。地元のおじいさんに尋ねたところ、音質と格式からいって、Music Academyが一番らしい。コンサートの詳細はギリギリまで発表されないが、会場によっては12月だけのところもあるので、やはり12月の半ば〜後半が狙い目でしょう。 Music Academyで、一番高い席は、1600ルピー。1200, 600?, 450, 300などと続き、一番安い席は100ルピーで、これは、演奏者の横、舞台の裾に床に直接座る。(はじめお弟子さん達なのかと思ってしまった。)このチケットで16:00~ & 18:45~ の2つのショウが見られる。この前までは無料で見られる。 パトロンのシーズンパスはあるようだが、一般客の前売り券というのはなくて、当日朝買う。人気のアーティストの出るいくつかの日は、なんと朝6:00から並んで、パスをもらい、8時からチケットに交換してもらう、という、なんともハードルの高いチケットシステム。(時差ぼけで早起きが苦でなかったので、一回トライしてみた。)そうでなくても、売り切れで何も見られない日も数回あったので、油断できない。 会場には食べる場所がある。中では飲み食い禁止。圧倒的に年齢層が高いが、皆さん、6時間にわたる長丁場のライブを平気で見ている。外は30度の真夏日だけど、会場のエアコンがキツくて、冷え性の私には、寒さとの戦い。ダウンジャケット着ていたいぐらいだった。 Music Academyで見られなくても、他6-7箇所の会場で、同じアーティストが演奏することが多いので、チャンスは多い。有名なSudha Raghunathanは、違う会場で、朝の9:45からやり、3時間たってもまだイケイケ。トイレに行きたいのと、もう集中力が続かず、3時間でギブアップしてしまった。 それにしても、この大盤振る舞いの音楽の祭典は、本当に素晴らしい。また行きたいな! # # #
by rflux
| 2017-01-15 20:32
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